九州の空き家買取業者10選！口コミも紹介。

不動産をスムーズに売却するためには立地や戸建の状態、築年数が重要なポイントとなり、物件によっては買い手が見つかりにくく販売が長期化するケースも少なくありません。
その中でも利用していない空き家は知識や経験が豊富な不動産会社でも販売が難しく、買主が見つからないまま長期間放置してしまうこともあります。
そこで空き家を処分したい売主は仲介よりも不動産買取を選択することが多く、九州でも空き家を専門とする業者が多くサービス対応しています。
この記事では空き家の処分は買取がおすすめな理由を解説します。
九州地方で実績が多く信頼できる買取専門業者についても紹介しますので、参考にしてください。

空き家を放置するリスク

空き家は所有しているだけでリスクを抱えることになりますが、空き家を放置してしまっている所有者は特に注意が必要です。
この章では所有している空き家を放置するリスクについて解説しますので、空き家の所有者だけでなくこれから相続する予定の人もチェックしてください。

空き家の維持管理には手間と費用がかかる

誰も住んでいない空き家は生活できる状態を維持するために戸建ての清掃や換気、庭の草むしりをする必要があります。
さらに物件の状態が悪ければリフォームやリノベーションすることもあり、手間や費用がかかってしまうのが空き家所有のリスクといえるでしょう。
このことからも、空き家は自己利用したり賃貸にだすなどなるべく有効活用することをおすすめします。
これ以外にも固定資産税や都市計画税といった税金を負担しなければならないという点も、空き家所有のデメリットとなります。

特定空き家に指定される

空き家が遠方にあるなど有効活用が難しい場合、どうしても長期間長期することになってしまいます。
しかし空き家を放置してしまうと「特定空き家」に認定されてしまい、自治体から管理の指示や勧告をされることもあり得ます。
場合によっては固定資産税の優遇措置を撤廃されたり建物の解体を強制される行政代執行も起こり得るため、注意が必要です。
こうした特別措置は平成26年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」によって定められており、管理されていない空き家や倒壊する危険の高い空き家が特定空き家に認定されやすい傾向があります。
こうしたリスクを避けるために、劣化が進んだ空き家を処分しようと不動産会社に相談する所有者は多いです。
【参考サイト：国土交通省｜住宅：空き家対策 特設サイト】

犯罪や近隣トラブルに巻き込まれる可能性がある

空き家は適切に管理していなければ生活することができなくなり資産価値が減少してしまいますが、これ以外にも空き巣に入られたり犯罪に使われるリスクもあります。
また台風や洪水などによって家屋が損傷し、飛来物として近隣住民の建物を傷つけてしまう可能性もあります。
このようなトラブルが発生してしまうと警察の事情聴取や近隣住民から損害賠償を請求されることもあるため、空き家は手間や工数がかかっても管理・運営すべきだといえるでしょう。

空き家を手放すにはは仲介より買取が良い

結論からいうと、空き家をスピーディーに手放したいのであれば仲介よりも買取の方が向いています。
そのため九州に空き家がある所有者で買取業者に相談する人は多く、最短で処分したい人におすすめの方法といえるでしょう。
この章では仲介と買取の違いと空き家買取の特徴について、解説します。

不動産仲介とは

不動産売却には「仲介」と「買取」があり、仲介は不動産会社に買主を見つけてもらう方法です。
所有者は不動産会社と媒介契約を締結することで販売を委託し、インターネットなどを利用して物件を公開します。
そして買主が見つかれば売買契約を締結し、買主の資金準備ができれば代金の支払いを受けることになります。
こうした特徴がある仲介ですが、不動産会社から提示された査定額によって市場価格を把握した上で売却価格を売主が決められるというメリットがあります。
その一方でいつ買主が見つかるか分からないというデメリットもあり、さらに仲介手数料もかかります。
このことからも、すぐに売らないといけないという悩みを持つ売主には不向きな方法といえるでしょう。

不動産買取とは

不動産買取は買取業者から買取価格の提示を受け、内容に合意することで直接買取してもらう方法です。
この場合、買取業者は買主を探す「仲介」をしていないため仲介手数料が発生することがなく、さらにローンを組むことなく現金で支払いしてくれます。
つまり売主にとっては最短で現金化できるというメリットがあるといえ、売りにくい不動産を処分したい人には、買取の方が向いているといえるでしょう。

空き家の不動産買取とは

不動産買取は空き家に対して特に効果が大きく、処分できない空き家を抱えて悩んでいる人は買取業者に相談すべきといえます。
なぜなら買取は業者が買取して修繕し再販売するため、事故物件などの訳あり物件や再建築物件など仲介では売却が難しい物件でも処分できるからです。
さらに残置物が多い物件や雑草が生い茂っている物件でも現況のまま処分することが可能であるため、売主の手間を大きく省くことができます。
九州地方では買取実績が多い買取業者が多く事業展開していることから、買取を中心に売却方法を検討しましょう。

九州で空き家を買い取っている業者10選

この章では九州で空き家を買い取ってくれる業者を10社、紹介します。
これから空き家買取の専門業者を選ぶ上での参考にしてください。

空き家パス

空き家パスは対応エリアが全国ですので九州のどこに空き家があっても買取可能となっており、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受付しているという特徴があります。
また全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、他の買取業者では買取不可だった物件も買取してくれることもあるそうです。
これ以外にも現地査定時に売主が立会う必要もないという点も評価されており、2024年8月時点のGoogleレビューでは4.8以上という口コミ結果になっています。

ワケガイ

日本ナンバーワン調査によるとワケガイは2023年12月に実施したアンケートで「買取価格満足度」「スタッフ対応満足度」「安心・信頼できる満足度」が1位となり、多くの売主に評価されていることが分かります。
またGoogleの口コミ評価も4.7と高く信頼できることから、売りにくい物件でも安心して任せることができる買取業者といえるでしょう。

雅家

全国を対応エリアとしている雅家は年間相談件数が3,000件以上、買取件数4,000件以上という買取実績があり、お客様満足度も96.2%と高いことから安心して任せられる買取業者といえます。
HP上では実際に雅家を利用したお客様の口コミが掲載されているため、利用する際にはチェックしてみましょう。

株式会社南栄開発

南栄開発は分譲会社としても幅広く事業を展開しているため、使い道のない田畑や工場なども買取してくれます。
特に熊本では多くの買取実績があるため、空き家処分に困っている人は相談みましょう。
なお、HP上の問い合わせフォームで相談できるようです。
Googleの口コミも4.8と高い支持を獲得しています。

三和地所

福岡県東部に位置する北九州市を拠点とする三和地所は、工業地帯で処分が難しい工場跡も積極的に買取しています。
また買取だけでなく管理もサービス提供していることから、将来処分する際に管理を任せることもできます。

アネストホーム

空き家再生プロジェクトという計画を掲げているアネストホームは空き家再生によって地域創生を目指しており、訳あり物件など買取業者も躊躇してしまうような物件も積極的に買取しています。
そして買取した物件は買主が快適に生活できる戸建てに修繕することで価値ある住宅を提供し、北九州市の人口増加と空き家問題に対策しています。
こうした特徴がアネストホームにはあるため、地域貢献に興味がある人は相談してみましょう。
Googleの口コミは2024年8月時点で3件しかありませんが、いずれも5点と満点評価です。

九州エステート株式会社

不動産仲介業を福岡県を中心に営んでいる九州エスネートですが、不動産買取も得意をしています。
韓国語や中国語にもHPは対応しているため、海外の投資家に向けたアプローチも強いです。
そのため買取した空き家をスピーディーに再販売できることから、高く買取できる可能性がある会社といえるでしょう。

空き家DO

株式会社 BSプロパティマネジメント​はビルやマンションの管理をしている会社ですが、それ以外にも建物メンテナンスをする会社などがグループにあり、​さらに全国の60社ある全国空き家アドバイザー協議会として空き家問題に取り組んでいます。
また空き家の買取だけでなくメンテナンス会社の観点から保全・管理というアドバイスを受けることもできることから、空き家全般の相談対応が可能な会社です。

イエステーション

フランチャイズチェーンとしてイエステーションに参加している株式会社すがコーポレーションですが、熊本県を中心に仲介業を営んでいます。
その一方で熊本県は大手半導体企業が複数社進出しているため、田畑の売買が全国的に多い地域でもあります。
そのため買取の相談も多く、最短48時間で現金化できるなど多くの強みを持つ業者です。

イエチカ・ドットコム株式会社

ゴミ屋敷、シロアリ被害、雨漏りがある物件や接道していない物件などは不動産仲介で売却することは難しく、買取業者も断るケースが多いですがイエチカ・ドットコム株式会社はこうした物件も買取してくれるそうです。
最短3日間で現金化できるという強みもあるため、さらに法務事務所が併設しているためスムーズに引渡しができます。
メールやHPからの問い合わせは24時間対応していますので、忙しい人でも相談しやすい業者といえるでしょう。

まとめ

九州地方のように山間部が多い地域は不動産の売却がエリアによっては難しくなり、築年数が古い空き家は特に買い手が見つかりにくいとされています。
そのため空き家の処分に困っている所有者は買取業者に相談し、スムーズに売却する方法を検討するのがおすすめです。
また、買取業者によって買取価格は変わることから、買取を依頼する場合はまず複数の業者に査定依頼し買取価格を比較検討することが大切といえるでしょう。